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大塚家具は身売り、交渉は難航、何故か?
本日の朝日新聞によれば、大塚家具は
- 業績不振が続き
- 自力再建が困難になっている
- 身売り交渉をしている
- 身売り交渉は難航している
らしい。難航している理由は
- 久美子社長が、退任を拒否しているから
- ポストにしがみついている
- 大塚家の会社なので主導権を渡したがらない
とのことだ。本当だろうか?
久美子社長は、何を目指しているのか?何を守ろうとしているのか
最初に、親子の対立になった時から、どうも、この方は、「従業員」や
「会社」ではなく、「自分」を見ているような気がしてならなかった。
自分の学んできたこと、やってきたことを、試したくて、親から会社を
奪って、自分のセオリー通りにやってみたが、全くうまくいかず、今度は
そのコンサル流の「交渉術」を使って、「大塚家具の経営は失敗したけれど、
経営失敗の後処理はうまい交渉をして、良い結果を残した」と言われたい
のだろうか?
このままだと「親子喧嘩をして、会社を奪ったけれど、自分のコンサル
経験から会社の方向を転換しようとして失敗した、”コンサル出身者の
失敗の典型例”」といわれるのが、関の山だ。
一体、誰のために経営しているのか?
従業員や顧客、協力会社は置き去りのように思える。
久美子社長はこうなった以上、プライドを捨てるべき
大塚家具を身売りの危機に陥れているのは、久美子社長だ。
「もともとこれくらいしか選択肢はなかったのだ」なのか?
匠大塚(前社長の会社)がやっている通りにやっても先がなかったのか?
何れにしても経営失敗の責任は「久美子社長」にある。
いつまでも地位にしがみついたりせず、早く失敗を認めて出直すべきだ。
プライドを捨て、捲土重来を目指すしかない。
大塚家具はどうなるのか
今の大塚家具の「価値」がどこにあるのか?競合優位はあるのか?
探しにくい現状では大塚家具には「不動産」「棚卸資産」「人材」の
価値くらいしか、見積もれないのではないか?
交渉の情報もいろいろ流れては、交渉先と目されているところに
「否定」されている状態だ。
誰かが助けないと助からないのかもしれないが、東芝の原発関連のように
国の重大案件でもないし、大塚家具を助ける理由はない(おそらく大塚家以外には)
ので、助からないかもしれない。
早く「客観的な視点」をもって、自分の現状を見つめないと、
「お家騒動からわずか3年で会社をつぶした」となってしまう。
従業員はどう考えているのか?
自分が大塚家具にいたら、どうするか?
この人材不足の時代である。簡単に次の就職先を探すことも可能だ。
それでも大塚家具に残る理由はなにか?
今回の「身売り」の成否はこの「従業員が大塚家具を愛していて、
いい従業員がこの会社に残るかどうか」にかかっていると思う。
今後に注目だ。