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日本の現状はどうなっているのか?
どの会社か、考える前に考えてみませんか?
日本の現状については、重要なことが3つあります。
一人当たりの数字
今時化の進展
人口
です。
三つは関連しています。
その昔、日本は「Japan as No.1」だった
就活中の皆さんのご両親が小学生くらいだったころ、社会学者のエズラ、F、ヴォーゲルさんが
お書きになった本、の題名です。
当時、日本は、世界中の成長の見本であり、Made in Japanは高品質の代名詞
でした。日本は「輸出国」であり、高い生産性を誇っていたのでした。
海外から日本車の輸入に関して、国内の脅威になりすぎるとして、日本車に
火がつけられたり、ぼこぼこにたたき壊されたりしていました。
今の日本は? 日本は実は低生産性、輸入超過
今の日本について、とても冷静に分析しているのは、他でもない、日本の
観光立国化を強く進めている、「新・観光立国論」の著者「デービッドアトキンソン」氏
です。
氏の述べていることは、東洋経済オンラインに詳しいのでそちらを見ていただき
たいのですが、
要約すると
- 日本が経済大国であるのは「人口大国」だからだ。
(先進国で人口が1億超なのは日本と、アメリカのみ) - 1人当たりで比較すると、日本は先進国の中でも低い方だ
という、我々世代にはいささかショッキングな事実です。
そして、この「人口」は、今後、劇的に減っていくので、今のままでは
日本が「沈没」していくのは避けられないのではないか?と思われます。
日本はもう何年も前から実は輸出国ではなくなっています。
日本の製造業は大丈夫?
日本は確かにかつては世界に誇る品質の製品を生産していました。
ところがここ数年、日本の製造業は衰退し、SANYOはハイアールに買収
され、シャープは鴻海が再生しました。
スマホ時代になり、日本のメーカーは淘汰され、韓国のGALAXYや、
中国メーカーがハイエンドの製品も独占するようになってきています。
次世代?液晶画面の有機ELも日本メーカーは作っていません。
掃除機も各社が「ダイソン」の真似をしている状態です。
日本は、ずっと、今も起こっていることから目を背けている気がしませんか?
こんなに税金を使って国の借金を増やして、人口は減るのに、大丈夫ですか?
今まで以上に「キャリアプラン」を考える必要がある
就活生の皆さんのご両親はまだ、「終身雇用」を無意識に想定するかもしれません。
終身雇用では、当然ながら、最初に選ぶ会社が、生涯を左右します。
しかしながら、今や、10年後にも安全な企業を予想することは大変難しい
時代になっています。
何を自分の強みとするのか?何を磨いていくのか?
大変難しい時代です。
みなさんはどう考えますか?