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イトーヨーカドーのロゴ復活に歓迎の声。印象を左右する“マーク”は、安易に変えるべきではない

こんな記事がありました。

以前、ヨーカドーがロゴの変更をしたとき、
「あのIYグループの判断にしては、全然消費者目線ではない」
と書いたのを思い出します。

IY[グループがロゴを統一したことで、看板の下にあるのが、
ヨーカドーなのか?デニーズなのか?なんだかわからなく
なってしまったからです。

印象を左右するかどうか?よりも、わかりにくくなる、という
消費者の便益を損なう変更をしたことが問題なのだと思います。

自分たちの都合優先で、「プロダクトアウト」の思考、です。
広告代理店の「ブランド論」に踊らされてはいけません。

今のマーケティングで重要なことの一つは「近しさ」

印象を左右するより、親近感を持たせることが大切です。
そういう意味では、ヨーカドーの春日部店が、「クレヨン
しんちゃん」のキャンペーンに合わせてロゴを「サトーココノカドー」
に一時的に変更したこと、などはまさに今時のマーケティングを
実践したものです。
春日部のヨーカドーなんて、みんな知っているので、「ブランディング」
「ロゴの大切さ」なんて、さほど重要ではなく、それよりも、「私たちも
春日部市民としてクレヨンしんちゃんを一緒に応援するよ」というメッセージ
の方がはるかに重要なのです。