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てるみクラブがついに破綻した。

業界人にとっては、「やっぱり」「ついに」と言う感じではないか?

破綻に伴って、新聞広告が原因との会見をうけ、ここぞとばかりに、
「ね。やっぱりネットでしょ」と主張するコンサルタントいるよう
だけれど、果たしてそうだろうか?

破綻の気配は大分前からあった。

支払いの遅延などはもう、またか?という状態だった。

てるみクラブの破綻の原因は、新聞広告ではなく「現金確保の為の
無理な販売」だ。そして「現金確保の為の無理な販売」が出来たのは、
新聞広告の効果だ。ネットではこうは行かない。

根本的な原因を見ず、ここぞとばかり「やっぱりネット」というのは、
違ってはいないか?

支払いに必要なキャッシュを確保するために、「てるみクラブ」
は「売れさえすれば構わない」プランを出し、現金支払いを
条件に新聞広告を連発した。

被害者が多いのは「新聞広告が効いた証拠」とも言える。

だから、「てるみクラブの破綻」を新聞広告に結びつけ、ウェブに
誘導するのは我田引水である。

売れるから、キャッシュ確保の為に新聞広告を打ったのであり、
破綻の本質は「自転車操業の状態を脱皮出来なかった」こと、「その為、
どんどん利益度外視のキャッシュ確保に走った」ことである。