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TVの劣化が止まらない
TBSのとんねるずの番組がBPOに指摘されたらしい。
http://geitopi.com/%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%93%E7%95%AA%E7%B5%84%E3%83%BB%E6%98%A0%E7%94%BB/tbs%E3%80%8E%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%AB%E8%8A%B8%E4%BA%BA%E3%81%8A%E7%AC%91%E3%81%84%E8%AC%9D%E8%82%89%E7%A5%AD16%E7%A7%8B%E3%80%8F%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%81%A7bpo%E5%AF%A9%E8%AD%B0/
石橋氏は「閉塞感が全てにおいてテレビをつまんなくしちゃっている気がします」
と言っていて「「僕らの子ども時代は、たとえばドリフターズさんがいて、食べ物を
粗末にしてるんだけど、それで『子供に見せたくない番組ワーストワン』とかになるん
だけど、そんなことはみんなが(いけないことだって)ちゃんと分かっていて
やっていたし」とも言っている。
最近の芸人などからでてくるのが「昔は良かった」ばかりの様に聞こえるのは
気のせいだろうか?
TVはなぜ劣化したのか?
TVの劣化が極端になったのはおそらくこの5-6年ではないか?
この5-6年でTV視聴時間は一気に減り、TV広告は効かなくなった。
いや、4媒体の広告すべてがあまり聞かなくなったのだ。
理由は「スマホ」だ。
朝通勤電車に乗っても、昔の様に新聞や、中吊りを見ている人
はもうほとんど居ない。
TVの視聴時間だって、若者は1日2時間を切っている。
TVはスマホに負けたのだ。
TVは進化していない
TVが進化していない、とは、別にデジタル化されたことや
2K4K化のことを言っている訳ではない。
たとえば、視聴率調査の方法は、もう、30年前からほとんど
進歩していない。
購入するCMだって、放映時の視聴率が保証されている訳では
ないし、そもそも視聴率だって、業界人は(それが、売買の
単位だから)1%にこだわっているけれど、実際には、350程度の
サンプルなので、誤差がでかい。そもそもTVがついている、という
だけだ。
ネットの広告と比較すると「原始時代のまま」である。
原始時代のまま、の評価基準がTVを支配しているからTVは
進化しないのだ。
ビデオリサーチや、電通など広告会社が自らの首を絞めている。
TVは、電話一本で「1000GRP、逆Lでお願い」で1億だから、
昔はチョロい商売だったのだ。
TVは今時のプロモーションから考えると、楽に沢山稼ぐことができた。
だから、それをみんな変えたくないのだ。
TVは、このままでは死ぬ
TVは限界産業だともうずいぶん昔から言われてきた。
地上波以外にBS、CS、ケーブルも在るし、ブロードバンド化
したネットは今やケーブルと同じだ。
そしてネットには無限のコンテンツがある。
最近は、本当に見たいTVが無いから、TVでずっとyoutubeを
見ていることが増えた。
TVは、ゆでカエル状態がずっと続いている。そろそろ熱くて
浸かっていられないのではないか、と思うのだが、このまま
ゆだってしまうのかも知れない。
TVは田舎のよろず屋
TVは田舎のよろず屋みたいなものだ。
村には他に店がないから、そこで売っているものがすべて
なのだ。だから、売れたし、そんなに品揃えに気を遣うことも
無かった。
でも隣町に、スーパーやショッピングモールができ、近所にコンビニが
できた。自分で買いたいものを選んで変えるようになった。
世間にどんなに素晴らしいものが、あるか知ることができた。
もう、よろず屋(TV)にはもどれないのだ。