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「エグチ」はマクドナルドを救えるのか?
また、マクドナルドの話題です。
結局、マクドナルドは昼マックを廃止して代わりに「エグチ?」「バペポ?」
「ハムタス?」の200円バーガーと、サイドメニューとドリンクMのついた
500円の「おてごろセット」を投入することにしたらしい。
マクドナルドのプレスリリースはこちら
プレスリリースを読むと、その中身は
- お客様のお得感の向上
- わかりやすい価格体系
- 店舗のクレンリネスの向上
だそうだ。
1.は要は新メニューの導入ということで、マクドナルドとしては
「レギュラーメニューを3商品、同時に登場させるのは日本マクドナルドとしても
初めてのことです。」
だそう。先日の記事「昼マック廃止?200円マックに?」にも書きましたが、
マクドナルドはそもそも商品構成をずっと変えておらず、長い間、サイドメニューと
季節メニューの追加で「お茶を濁し」続けてきた。
「レギュラーメニューを3つ、同時に登場させるのは初めて」なんて、本部
の「怠慢」。呆れるしかない。
2.の「わかりやすい価格体系」は、「どうでも良い」ことだと思う。
スーパーやコンビニの方が価格体系は複雑だ。「ちょこちょこいろんな
方法で行ってきた値引きはやめます」とハッキリ言えば良いのに、言い訳
でしかないと思う。
エリア毎に価格が違うのも原則やめる、と言うが、価格の僅かな違いに
お客様が敏感になるのは「そもそもの価格が安く、価格の安さだけが
価値」だったからだ。価格の複雑さよりも「価格にあった価値を提供
できていない」ことが問題だ。東京と茨城で同じ商品の価格が違うことの
説明はできないだろう。
もともとおかしかったことを普通にもどしただけ、だ。
3.の店舗のクレンリネスも当たり前だ。
自分の都合なのに、別の理由をつけて言い訳しているうちは
マクドナルドの復活は難しいだろう。
きっと、最も原価の高い「エグチ」は売れるだろう。
でも、「エグチ2個」などと言う注文が増え、原価率を稼ぐ為のドリンクの
注文は減るのでは無いか?
今までよりも高い「おてごろセット」では、「安いからマックで済ませよう」
と言うニーズは逃げていく。
マクドナルドは、もっと「顧客を見る」べきだ。
今までの「低価格目当て」のお客様を捨てるのなら、どんなお客様を
獲得したいのか?そのお客様のことを考え、そのお客様の利用シーンを
想像し、それに合わせなければ、駄目だ。
マクドナルドはこのまま落ちていくのか?
「昔、マクドナルドっていうハンバーガーだけでやっているチェーン
があったんだよ」とならないように頑張って欲しいものだ。
カサノバさん、言い訳は駄目です。