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インドネシア高速鉄道の受注合戦に日本が負けた
というニュースをミヤネ屋でやっていた。
ミヤネ屋の分析では、日本の売りは
- 定時運行
- 安全性
にあり、日本の新幹線は本当に安全、日本が負けるとは考えられない、
と言っていた。
中国は、
- 高速鉄道事故の車両を翌日「埋めた」じゃないか?
ということだった。
そりゃあそうだ。
商品販売は相手のニーズを見極めなければだめだ。
よく考えてみると、確かに、日本の新幹線は安全だし、時間通りだ。
そもそも日本の鉄道は、秒単位の運行をしている(と先日、笑神様、で
西武鉄道の担当者がのたまっていた)
こんな国は恐らく他に無いだろう。
電車のドアは閉まらない、電車に乗客がぶら下がる、屋根に乗る
なんて言うのが普通だったりする。時間通りに電車が動くなんて奇跡だ。
ミヤネ屋の言う通りだったかは、分からない。
ただミヤネ屋の分析を聞く限りでは、日本の提案は「オーバースペック」
に思える。新幹線だけが時間通り運行したって、接続する電車はいつ来るか
分からないのだ。
今ある電車と少しでもダブる線路があったりすればそもそも定時運行は無理だ。
インドネシア政府は「負担が少なく、目立つ高速さ」を求めたのかもしれない。
安全なんて、どうでも良いとは言わないが、今の状態だって安全からはほど遠い。
安全や定時運行よりその他の要素の方が重要だったのだ。
顧客に合わせる
ビジネス客に朝から「ゆっくりお食事、1時間以上掛かります」などと言っても
関係ないだろう。
顧客には顧客の都合がある。
こちらの都合を押しつける「プロダクトアウト」になってはだめだ。