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価格が満足度を決める

集客が欲しくて価格を下げると、顧客満足度も上がります。

ネットエージェントの評価もアップして、ほくほく、と思われる方も
多いと思います。

価格は、通常、何よりも「品質」を表すものなので、価格が下がれば
お客様の期待値は下がります。

期待値が下がれば、「事前期待と、実際の体験の差」である満足度の値は、

実際の体験=サービス内容

が全く変わらなくても、上がります。

当然のことですよね。

でも、わかっていてもなかなか、そういう厳しい目で見続けることができている
方は多くはないです。

実際に起こることとしては、楽天やじゃらんの評価の点数が上がり、
集客が増えるので、「やったね!」となるのです。

でも、よく考えてみるとやったことは、「同じ商品の価格を下げた」ことだけです。

大丈夫ですか?

価格の効果は続かない

価格の効果は、長続きしません。

価格を下げた時に生まれる、「期待と実際の差」は、価格を下げた
ことによる「満足度の上昇」によって、やがて消されてしまうから、です。

価格の循環

こんな感じです。

価格だけで満足度を上げても、今度は、上がった満足度が、それを
みていらっしゃるお客様の満足度を下げるのです。

じゃあ、どうする?

評価が上がると良いことももちろんあります。

満足度を決めるのは「事前期待」なのですが、この「事前期待」を
決める要素は、評価点数以外にもあるのです。

次回の、「満足度はU字型」でお話しします。