前回、
客室数を50室、平日の稼働を30%にしてみます。
平日のお客様は50X30%X2X5%1.5名
休日は5名です。
と言う例を示させて頂きました。
平日は1-2名、休日は5名のお客様がいると言うことでした。
仮にスタッフを2名にすると、平日はおそらく1人ずつのお客様
をとる、と言う感じだと思います。
問題は休日で5名のお客様に2名で対処しなければなりません。
実際にはお客様の要望は時間的には夕食の前後に集中するので
多くの場合、1名のセラピストが対処できるお客様は1日2名まで
です。
そう、皆さんの施設では、満室時を想定して様々な施設を考えている
のではないかと思いますが、スパの場合は、稼げるときに稼ごう
(つまり満室を想定して提供量を設定すると)としても、1名のセラピスト
は1日1名または2名程度しか出来ないので、そのままセラピスト
増に繋がってしまいます。平日はがらがらな訳ですから、
- 稼ぎたい時(休前日)にも大して稼げない
- 稼げないとき(平日)は本当に稼げない
のです。
この1人当たりのキャパシティが原則変動しない(レストラン
なら、休日は1人が対処するテーブル数などが増えていたり
するのだと思います)のがスパが効率化しにくい原因である
と言えます。
これには対処のしようがありません。
スパの運営黒字化のコツは
- 必要なキャパシティより低めにキャパシティを設定する
くらいしかないのではないでしょうか?
他には
「外注して、土日のみキャパを増やしてもらう」等という手も
ありますが、近隣に「平日は忙しいけれど、休日は暇」という
サロンがないとなかなか成り立ちません。
どうしましょう?