スパが上手くいかない原因は、実はスパコンサルタントにもあります。

スパコンサルタントは一般に
「スパハードのデザインのサポート」
「スパ設備、用品導入のサポート」なども行っています。
簡単に言うとスパコンサルタントは「豪華なハードを作って」「高価な設備、用品」を導入してもらうと儲かるのです。

運営ではたいした利益が得られないことは、コンサルタントもわかってきているので、開業後の利益をシェアしたりする方法では、もう、スパの開業を請け負わない状態になってきています。
運営で利益が大きく見込めない以上、スパコンサルタントが安定して利益を得るためにはどうしても「施設、設備、用品」に頼りがちになります。

それ以外の、スパコンサルティング会社の食い扶持は「人材育成」「紹介」です。人材育成については、公的資格がないのを良いことに、どんどん「スパスクール」なるものを設置しています。スパコンサルタントとしては、スパスクールは「人材確保、育成もでき、かつ、学費も生徒さんから頂ける」というこれ以上ないビジネスなのです。

スパコンサルタントとしては、自分のところで確保して育成した人を使ってもらうことで
スクールでは
・こんな就職先があります。就職率XX%
と言うことができ、旅館、ホテルの皆さんからは
・人材紹介料、斡旋料をもらう
ことができます。

だから、スパコンサルタントは
・豪華な施設を作り
・高価な設備を入れ
・高級な用品を使い
・自分たちの育成した(スクールを卒業した)セラピストを使って
運営したいのです。

これでは上手くいくはずがありませんし、余程余裕のあるところ以外はなかなかスパの導入すらできません。

現状ある多くのスパは上手くいかないように生み出されているのです。