群馬県内のホテル(100室)
状況
- 施設は客室数100室、田んぼの中に位置し、景色は良いとは言えず
- 元は客室を会員企業に販売、そのため客室の仕様が様々で、洗濯機置き場などもあり
- 従業員は「保養所」感覚であり、サービス意識希薄
- 準公的施設であったため、稼働の低い施設(プールなど)あり
対策
現地に常駐し
- 単価アップが難しいため、
- 老人会などの営業強化
- 売店販売の強化
- 青ナンバーバス利用の送迎 等を実施
- 稼働アップの為
- 首都圏向け新聞広告を実施
- 無料送迎バス企画
- 周辺観光施設の発掘と、そこへの送迎
- バイキング料理の導入
- 顧客満足度向上の為
- 週1回の幹部ミーティングで、顧客アンケートからの課題を議論。考え方を指導
- 自発的な改善が進むように、課題解決シートを設定。解決までの流れ作る
- 従業員からサービス向上策を募集、実施
- 調理長の若返り、首都圏から調理長を確保し、バイキングメニュー刷新
- 経費削減の為
- 食材の集中仕入れを実施
- 提供品の仕様書発注を実施、半製品の導入
- 閑散期にスキー場との人材交流(派遣、研修)を実施
等を実施し、黒字に
長野のホテル(100室)
状況
- 全盛期には20億円近い売上の県内でも大きなホテル
- シティホテルの様にフルスペックの施設
- 客室の大半は老朽化した修学旅行用の施設の様な状態
- 宴会場多数、巨大な大浴場など団体対応の施設
- 固定費高く、客室販売だけでは黒字化できず
- 団体減少により、赤字続く
- 個室食事処設置も、見合う販売にならず
対策
現地に常駐し
- 状況を分析し、中長期の生き残りの為の計画策定
- 投資予定を変更し、古くなった客室の内装改修
- 中期計画を変更、ホテルのポジショニング明確化
- 短期的売上回復の為に
- 団体営業部隊とミーティングを重ね、新しい営業方法を徹底
- 見込みの高い団体リスト化し進捗管理
- 総合案内所対策を実施
- 個人売上向上の為に、首都圏向け新聞広告を実施
- 新聞広告効果、USP確定の為に「スプリットラン」実施
- 閑散期に思い切った価格設定を実施
- 団体営業部隊とミーティングを重ね、新しい営業方法を徹底
- 経費管理の為に
- 管理されていなかった残業を管理
- グループ内他施設への人事異動実施
- 顧客満足度、従業員満足度向上の為に
- 若手のプロジェクト実施、和風旅館は弱いバレンタインデー対策をプロジェクト主導で実施
- 従業員の教育を実施、幹部ミーティング時にグループワークなど実施し、考え方を改善
等を行い黒字化
神奈川のホテル(50室)
状況
- 会員制のホテルを購入して運営
- パブリックスペース少ない
- バックがしっかりしており、PL上の問題は少ないが、顧客満足度低く、全体への影響懸念される
- 顧客満足度向上の為、従業員の意識改革が最大の課題。
- 運営施設の拡大も課題
対策
現地に常駐し
- 従業員に現状の把握をさせる
- じゃらんのデータを使い、顧客満足度がどうなっているか?どこに満足し、どこに不満足か?価格帯別にはどうか?年齢別にはどうか?等を分析し、研修を実施
- 顧客満足度向上の為の研修を実施
- 顧客のコメントを週次でまとめ、週1回の全体朝礼で議論、対策を検討
- 同時に対策検討の方法、コメントの読み解き方などを指導
- グループワークを実施。対策を発表しあう
- 成功例を共有する仕組み作成
- 運営施設拡大の為に
- 未整備だった「施設評価のフォーマット」作成
- 運営上の「売り」を整理し、運営会社としてのポジショニング明確化
等を実施、顧客満足度を向上し運営施設拡大